救助隊から見た遭難の現実

山と渓谷社の「県警山岳山岳警備・救助隊」シリーズ。少し古い本になってしまいましたが、登山を愛好する方にはぜひ一読してほしい本です。

現役の警察官(救助隊員)の方々が遭難救助の体験談を語るというものですが、生々しい遭難現場の現実やその裏側、救助隊員の方々の葛藤など、胸に迫るものがあります。

遭難回避の技術を解説したハウツー本ではありませんが、山岳遭難を救助する側から見た秀作です。『山で決して遭難事故を起こしてはならない』という気持ちを新たにさせられる本です。

岐阜県警山岳警備隊編:山靴を履いたお巡りさん―北アルプス飛騨側を護る山男たちの手記

富山県警察山岳警備隊編:ピッケルを持ったお巡りさん―登頂なきアルピニストたちの二十年

長野県警察山岳遭難救助隊編: ザイルをかついだお巡りさん―アルプスに賭ける警察官 喜びと悲しみのドラマ

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