遭難シュミレーションをしよう

山での遭難は、自然相手である以上、どんなに注意をしていても起こりえることです。100%安全な登山など、ありえません。

従って、登山の計画を立てる際に「遭難のシュミレーション」をしておくことは、とても大切なことです。

では、実際にどうやって遭難のシュミレーションをしたらいいかを考えて見ましょう。

1.以下のような事故が起こった場合、どう対処するか。
 ・転落・滑落(自力行動可能、不可能)
 ・転倒による負傷(自力行動可能・不可能)
 ・病気(熱中症など)による行動不能
   など

2.どのように下山するか
 ・行程を区切り、それぞれ区間のエスケープルート(緊急下山路)を選定

3.緊急時連絡先の把握、書き出し
 ・複数の通報による情報の混乱を防ぐため、所属する山岳会などへの連絡一本化が原則。個人が自宅などへ連絡は厳禁。 遭難発生時に『誰がどこへ連絡するか』の確認。
最低限、以上の事柄は計画段階で決定し、パーティーミーティングでメンバー全員に承知徹底するようにしましょう。

*ヘリ搬送が必要な場合は当然救助要請となりますが、登山は自力で解決できることは自力でするのも基本です。近年安易なヘリ救助要請も増えていますので、果たしてそれが本当に必要かも、よく考えてください。

フィード